2013年03月18日

#29 Wachet auf, ruft uns die Stimme



私「アンナさん、なぜ?」

ヤマザキ「アンナさん、説明してあげなさい。」

アンナ「パルさん。実はね。
全てはあなたをここに向けるための周到な計画の一つだったの。
実は、最初からね。」

私「えっ?どういうこと?」

アンナ「だから、最初から。メルローばあちゃんもバーバラもこちらが用意したものよ。」

私「バーバラさんも?!」


一方―


ギムレット「な?」


バーバラはギムレットを背後からナイフで一突きにした。


フィディック「あんたも人が悪いな。」

バーバラ「こうでもしないと彼らには敵わないよ。」

フィディック「おかげで、モーレンジが。」

バーバラ「犠牲はつきものさ。あきらめるんだね。」

フィディック「さて、マッカラン…違った、今はバーバラか。どうする?」

バーバラ「あんたは、最上階に向かったジョンコリンズを頼むよ。
ボウモア一人じゃ役不足かもしれない。
私は本体の所へ向かうことにするよ。」

フィディック「ラジャ。でもあんなお嬢さん、あんたがでるまでも。」

バーバラ「いや、覚醒してしまうと手がつけられないのさ。その時は頼んだよ。」

フィディック「覚醒ねぇ…まぁ、とりあえず上に向かうよ。」

バーバラ「ジョンは強いよ。左側から狙うのがおすすめだ。」



一方―



ジョン「ふぅ。手こずったが、なんとかなったな。」



ジョンの目の前にはボウモアが横たわっていた。



ジョン「よし、これで退路は確保できた。最下層に向かうか。」



ジョンは制御室のスイッチを操作し、セキュリティ装置の電源を全て遮断した。


フィディック「あら、ボウモアまでやられてしまったか。」

ジョン「お前は!」

フィディック「ご存知いただいているようで光栄です。
満身創痍のあなたにここで、永遠に眠って頂くように寝かしつけにきました。」



フィディックは左側からジョンを狙ったが、返り討ちにあった。



ジョン「次から次へ…。ところで、バーバラ…じゃなくマッカランはどうした?」

フィディック「なに?!」

ジョン「まぁ、ことはそんなに単純でもないのさ、フィディックくん。」



一方―



アンナ「さて、パルさん。万が一に備えてあなたには眠っていただかないといけませんの。」

私「アンナさん!」



アンナが短剣を持ち襲い掛かってきた。



私「うっ…頭が……」

ヤマザキ「アンナさん。早くそのアブサンに彼女の血を吸わせてやるんだ。」

アンナ「キャッ!」

ヤマザキ「何!?」



私「う…ううう…」



そこには先ほどまでとまるで表情を変えたパルフェタムールが立っていた。

ラベル:ドラマ
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2013年02月18日

#28 ハイランド 四天王 後編




フィディック「モーレンジめ。やっぱり簡単に通したか。まったく。
女には甘いんだから困るよ。私はそういう訳にはいかないよ。」

バーバラ「あれ?あんたさっき。」

フィディック「私はフィディック。モーレンジの兄だ。さすがにこの先には行かせられない。」

私「バーバラさん。」

バーバラ「私はブラッディメアリーのバーバラ。ちょっとは名の知れた傭兵さ。パル、ここは私がおとりにな
る。先へ急ぐんだ。」

私「バーバラさん!」

バーバラ「大丈夫さ。ジョンの部下も数人一緒にいるんだ。なんとかなるさね。一緒に行けなくてすまない
ね。」

私「でも…」

バーバラ「アンナ・バーバラを見つけるんだろう?お母さんの遺言の真相確かめるためにも、あたいはギムレットの話にかけてみるよ。行きな!」

私「うっ…」

フィディック「そうはさせないよ!」

バーバラ「おっと、あんたの相手はわ・た・し。」



一方―



ヤマザキ「さて、着いたぞ。いよいよだ。」

アンナ「いよいよですね。」

ヤマザキ「では、差し込むぞ!」

アンナ「は、はい!」



ヤマザキはアブサンを本体へと差し込んだ。



ヤマザキ「……ん?」

アンナ「えっ?何も起きないですね。」

ヤマザキ「どういうことだ?」

アンナ「ドクター、もしかして、本体の電源が入っていないんじゃ。」

ヤマザキ「…アンナくん。よく気づいたね。これはテストだったんだよ。」

アンナ「テストだったんですか!ドクター!さすが!」



ヤマザキは本体の電源をいじり始めた。




アンナ「ドクター、もしかして。」

ヤマザキ「あぁ、しばらく動かしていなかったからなぁ。電源を入れるのに時間がかかる。」

アンナ「ドクター。。」




一方―



私「私が何とかしなくちゃ、私が何とかしなくちゃ。」



一方―



ジョン「くっ、さすが四天王だな。」

ボウモア「そちらこそ。元隊長、腕は鈍っていないようだ。」



一方―



フィディック「口ほどにもない。とどめだ!」

バーバラ「くっ!」



ガキン!



フィディック「何?!」

ギムレット「良いタイミングだっただろう?」

バーバラ「ギムレット!」

フィディック「モーレンジはどうした?」

ギムレット「あぁ、こいつのことかい?」



そこには、モーレンジの首から上の部分だけがあった。



フィディック「きさま!!」

ギムレット「これで、信用してもらえるかな?」

バーバラ「あんたが来なくても一人で何とかなったさ!」

ギムレット「強気だね。嫌いじゃないぞ。さて、パルはそろそろ着くころだな。」

フィディック「四天王の筆頭に一人で向かうなぞ、ひとたまりもないぞ。」

ギムレット「そうか。四天王の頭が居るのか。それは好都合だ。」

フィディック「何?」

ギムレット「我が愛弟子が着実に始末してくれるさ。」



一方―

私「アンナさん!」

アンナ「あら、パルさん。」

ヤマザキ「これはこれは。お待ちしていましたよ!これで起動できますね。」

私「えっ?」

ラベル:ドラマ
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